埼玉県川口市弥平にある(株)日三鋳造所に行ってきました。
ここは、今では日本で唯一となってしまったベーゴマを造っている鋳造所です。 池袋のナンジャタウンなどに行けば、今でもベーゴマを売っているそうです。でもボクは、古すぎて知らない人が多いと思いますが、吉永小百合主演「キューポラのある街」川口の鋳物工場直売のベーゴマが欲しくなり、JR川口駅から徒歩で、あたりの町並みを散策しながら、あのキューポラと、まぼろしのベーゴマを探しに出掛けたのでした。
ホームページで調べた所在地のその近くに行くと、何本もの赤いのぼりにベーゴマの文字が・・・ボクは「幸せの黄色いリボン」を見つけた高倉健のようにジワジワ嬉しくなりました。(また古い映画でスミマセン)
期待に胸を躍らせて敷地内に入ると、汚い工場かと思いきや、とってもシャレたログハウス風のオフィスがそこに建っていました。ボクは元気よく「こんにちは!」とオフィスに入ると、室内の一角のテーブルにひっそりと八種類ほどのベーゴマがボール紙の箱に入って並んでいました。
ボクは手を真っ黒にしながら、その箱の中から、子供の頃の懐かしい想い出いっぱいの十個のベーゴマを選び出し、「このベーゴマとヒモを2本下さい」と言うと、作業服を着たオジサンが、電卓を取り出して計算し、「1500円です、ヒモを一本サービスしますよ」と嬉しい事を言ってくれた。(でかいソロバンを弾いて欲しかったが・・・)
ここぞとばかりに、「ボクはシンガーソングライターで、ベーゴマという曲を作り、CDにしたので聴いてください!各地のベーゴマクラブの人たちにも是非紹介して下さい!」などとCDを見せながらプロモーションしてしまいました・・・(本当はこれが第1の目的だったりして?!)
ベーゴマの話は、まだ長くなりそうなので、この続きは来週の第2話へ・・・
では、また!