まだ、間に合うかもしれない・・・
もう、間に合わないかも知れない・・・
僕は生まれた国も好きだけど、地球が大好きなんだ。
僕たちはもう、日本人である前に、地球人であるべきだよね。
自分や仲間たちだけの幸せを考えていたら、地球はいったいどうなるの?
ある時、空や海が素晴らしく綺麗に感じて、心が優しくなるのはどうして?
ある時、汚れて醜い川や海や山を見て、心が痛むのはどうして?
森林の樹木が消え去り、美しい草花が枯れていくのは誰のせい?
雨が狂い、雪が狂い、風が狂い、太陽が狂い、そして季節が狂って、人が狂う。
草が死に、虫が死に、魚が死に、鳥が死に、動物が死んで、人が死ぬ。
僕たちの暮らしが、ひとつ便利になって楽になると、確実に自然が消えていく。
僕たちの暮らしが、豊かになればなるほど、少しずつ地球が死んでいく。
誰だって汚いより綺麗が好き。
誰だって美味しいものを食べたいと思う。
誰だって苦しいのは嫌で、楽しく豊かに暮したい。
地球を傷つけているのは誰?
地球をいじめているのは誰?
そう・・・地球の首を締め付けているのは、僕たちなんだ・・・
僕たちはこの手で地球を殺そうとしている。
地球に暮しているのは、ずっと昔から、僕たちだけじゃないはずだ。
動物や虫や魚たちと、宇宙一美しいこの地球をシェアしよう。
地球に息付く小さな命を奪ってはいけない。
今だけの幸せのために、未来の幸せを失ってはいけない。
そして、大切な宝物・・・子供たちを悲しませてはいけない。
じゃあ・・・僕自身は、そのために今何をやっているというんだ!?
いったい、どんな暮らしをしているというんだ!?
考えているだけじゃ、何も始まらない、何も変わらない。
何も止まらない、何も救えない。
人や世間に呼びかけるのはいいけれど、その前に、僕自身の行動が全てだ。
今すぐ、一人ぼっちでかまわない。
今すぐ、できることをやらなくちゃ。
そう、今すぐ!
まだ、間に合うかもしれない・・・
もう、間に合わないかもしれない・・・
喜世志